研究者の紹介

淺原 雅浩
教授
福井大学
教育学部

研究代表の淺原です。2004年4月に福井大学に着任以来、小中高の(理科)教員の養成に関わり、2009年度以降は、地域の核となる理科教員(CST:コア・サイエンス・ティーチャー)の養成・支援事業を通じて、これからの地域の理科教育を担う、学部生・大学院生、現職教員の先生方の研修プログラムに携わってきました。また、SSH事業など、課題研究の助言指導や運営指導委員として関わってきましたが、小中高校生が、理科の教員を目指すプログラムにはこれまであまり出会えていません。次代を支える科学技術系人材の育成の根幹は、次代の子どもたちを育てる(理科)教員だと思います。本研究では、「小中高等学校で理科の先生になりたい!」人材を発掘するためのプロジェクト開発にチームで取り組んでいきます。

栗原 一嘉
教授
福井大学
教育学部

 2009年に福井大学に着任してから、教員免許状更新講習を毎年開講してきたことで、小中高等学校に役立つ教材を開発し、その教材を使って小中高校生にも実験教室等を開催してきました。本研究では、実験の楽しさを伝える教授法に焦点を当て、教師になりたい児童・生徒を増やして行きたいと思います。

三浦
教授
福井大学
教育学部

子どもたちの理科への関心は身近な環境の中における発見から始まると思います。本研究では、暮らしの中の事象と理科とのつながりをテーマとし、「気づく」→「話せる」→「伝わる」のプロセスをコアとした教材・イベント開発を目指し、取り組んでいきたいと思います。

西沢
教授
福井大学
教育学部

 専門は植物系統分類学・分子生態学,生物教育です。最近は,身近な生物材料に注目した教材研究や授業展開に関する研究の他,福井大学ジュニアドクター育成塾の実施担当者やふくい理数グランプリの運営など,次世代理数系人材の育成事業にも参画しています。本研究では,主に中学生を対象としたプログラム開発・実証的研究を担当します。

三好 雅也
教授
福岡大学
理学部

研究分担者の三好です。2012年1月から2020年3月まで、福井大学にて主に小・中 学校の(理科)教員の養成に関わってきました。研究代表者の淺原先生たちと共 に、コア・サイエンス・ティーチャーの養成・支援事業にも携わってきました。私の専門は地球科学(地学)です。指導学生の卒業論文研究では、地域の地層や 岩石、化石を観察する力を養うことを重要視してきました。身近な地域の大地を 観察する力は環境保全や防災意識に繋がる重要なものであり、そういう力を備え た人材に学校の教壇に立ってほしいと考えるためです。2020年4月からは福岡大 学理学部に移りましたが、この考えは変わっていません。地域の大地の魅力を活 用できる未来の理科教員を発掘したいと思っています。

平中 宏典
准教授
福島大学
人間発達文化学類

小・中学生における自然経験,様々な科学技術との出会いと,他者に伝えて教えるという経験が理科の先生を育成する上で重要になると考えています。理科の先生を目指している小学生~高校生には,身近な自然や科学技術について教えるという経験を多く積んでもらいたいという願いを持っています。本研究では,そのような機会を多く創出するとともに,理科の先生を目指す大学生とともに学び会う機会をつくることで,人材の育成を進めて行きたいと考えています。

網本 貴一
准教授
広島大学大学院
人間社会科学研究科

研究分担者の網本貴一(広島大学)と申します。私は、中学校・高等学校の理科(化学)教員養成課程での教育活動に関わりながら、中等教育化学における教材・教具と学習プログラムの開発、および有機化合物の構造と物性に関する研究活動を行っております。また、GSC(グローバル・サイエンス・キャンパス)広島や中・高等学校への模擬授業などを通じて、小中高生に化学の魅力や学ぶことの意義を伝える活動にも傾注しております。この度、理科を教えることに魅力を感じている児童・生徒に理科教員としての将来像をイメージしてもらいたいという、全く新しいかたちの理科教育の試みに関わる機会を得て、わくわくしております。どうぞよろしくお願い致します。