火山の災害と恩恵の講義と「マグマをつくって流す実験」

領 域

地球(地学)

期 間

45分・50分

形 式

・実験

概 要

【概要】
児童・生徒10~30名を対象として、火山の災害と恩恵の講義と「マグマをつくって流す実験(演示)」を行う。
「マグマをつくって流す実験」では、七輪2個を組み合せた自作の装置に木炭を詰めて着火し、頂上部にステンレス容器に入れた砂(+融剤)を設置する。送風機で送風することでステンレス容器内の砂を加熱し、溶融させてマグマを生成させる。生成したマグマの温度を放射温度計で測定する。学習者はこの過程を観察し、マグマがもつ1000℃の高温を実感する。
【日程】
開始~5分 「火山活動への人間の関わり方と災害・恩恵」「火山の噴火様式」「災害の実例」の講義
5分~10分 マグマをつくる実験装置の説明(屋外)、実験(加熱)開始。
10分~25分 加熱時間(待ち時間)に「色々なものの温度クイズ」を実施。砂の溶融過程を観察。
25分~35分 マグマの色、対流する様子、斜面を流れる溶岩の様子の観察。放射温度計を使った温度測定。
35分~45分 「火山による恩恵(地熱、風景、大地の形成)」「身近にある火山活動の痕跡とその恩恵」の講義。

添付資料: (ワーク シート等)

01 福井大学教育実践研究 2017, No42, pp.29-35.


01 地学教育 2019, No71, pp.57-69.


01 日本火山学会第27回公開講座「親子で火山実験」 2020, pp.9-10.

実施事例

・2014年~2019年「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク 火山教室」
・2014年~2019年「福井市、勝山市、大野市の小・中・高校出前授業」
・2014年~2024年「日本火山学会公開講座「親子で火山実験」」